柔道整復師、相生晋平です。
ずっと頭痛に悩んでいる…
という話をふられる際に、このように質問を返して驚かれることがあります。
それが
姿勢を良くしようとしすぎていませんか?
という質問です。
姿勢を良くしようと
胸を張り、背筋を伸ばす
ように絶えず心がけていませんか?
という意味を含んでの質問です。
学校や集会など、多くの場面で接してきた「正しい姿勢」のイメージ。
当たり前に思いがちですが、からだを緊張させながら絶えまなく「正しい姿勢」を維持するのは負担が大きいこと。
そんな、一見正しいと思い込んだ習慣をやめてみるだけでも頭痛の解消につながるかもしれませんよ。
人間の背骨はからだを支える柱の役目を担います。
ですが、一本のまっすぐな棒ではありません。
首から胸、腰にかけてゆるやかなカーブを描きつつ、体幹を支える存在です。
現代的な生活においては特にくびのカーブが失われやすい。
そして、間違った「姿勢をよくしないといけない」思い込みから胸にかけてのカーブまで減少させてしまっては、からだ本来の機能を発揮できずに負担のかかる動きばかりとってしまうことになるわけです。
もし頭痛に悩んでいる中で、
胸を張り、背筋を伸ばす
ことを意識しすぎているのであれば、一度その発想から自分を解放してみてくださいね。