お客様とのお話で、
座り仕事でずっと足を組んでしまうのは良くない?
という話題になりました。
実際本当にずっと組んでいると骨盤が歪んだりするのでしょうか?
足を組んでしまう理由とともに少し解説していきたいと思います。
なぜ脚を組んでしまうのか?それは「偏った立ち姿勢」をしているから。
脚を組むのは、片脚に体重をかけた姿勢で立ち続けたりした結果、左右の筋肉がアンバランスになっているからです。
放っておくとО脚やむくみ、脚も張りすぎて太くなります。
調整しようと思って左右の脚を組み替えてバランスをとって座っても、筋肉のアンバランスで当然多い筋肉量の足に引っ張られてしまいます。
重心の偏りグセが治っていなければまたいつもの形になってしまいます。だから同じ足を組むようになってしまうんですね。
実は足を組む癖の筋肉のアンバランスの秘密は
筋力が弱い脚を上にして、筋力が強い脚は下にしてしまいがちなのです。
長時間の同一姿勢が疲れてしまうから。
どんなに正しい姿勢で座っていても、長時間座っていれば、座面に接しているお尻が痛くなるものです。特に坐骨周辺などは
骨にすぐ地面が面してしまうので痛くなりがち。
足を組めば片側のお尻が浮きますから同じ姿勢からくるだるさを多少は解消できます。
また、背筋を伸ばして座るのも辛くなってくるため、足を組みつつ背もたれに強く寄りかかって調整したり、前にかがみこんで猫背になったりして体勢を軽くします。
心理的な理由から足を組む。
足を組むとき、心理面が影響しているという説は昔からあります。
例えば、話をしている相手から体をそらす形で足を組んでいるとき。
その場合は聞いている話、あるいは相手に興味がない心理を表しているという説があります。
また、会議の最中に足を組み出したら、集中力が欠け始めているサインという説もあります。
人の癖はその時の心理状態を表すものです。あながち間違っていないかもですね。
では足を組み続けると骨盤は歪むのか?
「骨盤は一般的に歪んでいるものである」という実験結果が最近発表されました。
右側、また利き足、そして足を組むとき上になる側が前傾しています。
ですがこの前傾は、更に足組み生活を続けていると大きくなってきます。
足を組んでいるとき背中は組み足の方へねじられ、骨盤は前傾したまま回転して、骨盤周りの筋肉が大きく前へ引っ張られてしまいます。
このような筋肉のねじれ、引っ張り、骨盤の傾きが、体に不調を生み出してしまいます。
左右の筋力バランスを整えることが美しい足の近道。
筋力のアンバランスが足を組む原因になるのだとしたら
まずは筋力バランスを整えることも必要。
自分がどちらの足を上にしているのかを確認して自然に上になる方の筋力アップを試みるといいでしょう。
例えば弱い足の方だけで立ってみるなども筋力アップにはオススメ。
日々にできることから取り入れていくのが美脚への近道なので
焦らず少しづつ取り入れていってくださいね。
当院ではそんな筋肉のアンバランスや歪みを整えます。
らくび整体はそんな筋肉のアンバランスで硬くなった部分や
また使いにくくなってしまった筋肉を呼び起こしてさらに足を動かしやすい状態にいたします。
また姿勢矯正は筋肉に引っ張られてしまってずれた骨格を調整し、自然の正しい立ち姿へと戻していくお手伝いをいたします。
そして、セルフケアや気をつけるべきことなどをお伝えして
よりお体を楽に使っていただけるようなアドアイスをさせていただきます。